太陽と情熱の国、フラメンコと闘牛の国。スペインを語るときによく使われるフレーズだ。でもスペインの魅力はそれだけではない。古くからさまざまな民族と文化が交錯してきたこの国では、地方や町ごとに多彩な個性をもつ。とくに8世紀にわたってイベリア半島を支配したイスラムの影響は大きく、その痕跡は建築や芸術など豊かな文化遺産の中に息づいている。
地形と海流が影響しあうスペインでは、地方によって大きく機構が異なる。大きく3つに分けられと、マドリッドを中心とした中央部は、寒暖の差が激しい大陸性気候で、夏は暑く冬は寒い。バルセロナから南のコスタ・デル・ソルにかけての地中海沿岸は、1年を通して温暖で乾燥した地中海性気候。また北のカンタブリア海沿岸は雨が多く、夏は涼しく冬は温暖な海洋性気候。 フランス、イタリアと並んで世界3大ワイン生産国であるスペインのワインは美味で、種類が豊富なうえ、品質にすぐれる。57ヶ所以上の生産地からとれるワインの中には絶品と言われるものもある。朝食はパンとコーヒー、または細長いドーナツのような「チュ‐ロ」と「チョコラテ」(濃いココア)など簡単なもので済ませ、10時頃になると軽い飲み物と「ボカディーヨ」と呼ばれるフランスパンのサンドイッチ(サラミ、チーズ、生ハムなどを挟んだもの)を食べます。昼食は14時頃と遅めですが、1日で最も重要な食事となり、2時間程かけワインを飲みながら温かいフルコースを楽しみます。19時頃には「タパス」と呼ばれるおつまみ類にビールやワイン、ソフトドリンクで一杯やる習慣があり、「タパス」を提供するバールはこの時間になると仕事帰りの人々で賑わってきます。21時以降の 夕食は、スープ、ボカディーヨ、タパスなどで軽く済ませます。 スペイン料理の中で一番知られていて誰にでも好まれるのは恐らくパエーヤ(paella)でしょう。お米の産地バレンシアが本
レストラン、バール Bares y Restaurantes
レストランは規模や設備によって最高級の5本フォークから1本フォークまで、フォークの数でランク付けされます。営業時間は昼食が14時から17時頃、夕食が21時から深夜までです。定休日は日曜日が多く、8月は夏休みのため1ヶ月閉店するレストランも少なくありません。目安となる予算は、3本フォークレストランのフルコースで約35-60ユーロです。
マリスケリア(MARISQUERIA)は魚介類専門のレストランです。店先には数種類ものエビや貝が山のように積んであります。
また、スペイン人の日常生活に欠かせないのが早朝から深夜まで営業しているバール(BAR)です。バールとはビール、ワイン、ソフトドリンク、コーヒーなどの飲み物と、「タパス」と呼ばれるおつまみを手軽に食べられるカウンターのある店で、友達同士や家族連れでの利用はもちろん、1人での休憩にも気軽に利用できます。カウンターには様々な「タパス」を盛った大皿が並び、注文すれば小皿に取り分けてくれます。イワシの酢づけ、酢ダコ、エビの塩焼き、スペイン風オムレツ、ムール貝の蒸し焼きなど、日本人の味覚に合うものが沢山あります。また、バールでは、貝やエビの殻などのごみは床に捨ててよいため、床にごみが多いほど繁盛している証拠だとも言われています。メソン(MESON)、タスカ(TASCA)もバール同様の店です。バールのタパスは1皿約2?4ユーロ(食材によってはそれ以上)、ビールやコーヒーはそれぞれ1ユーロ前後が相場です。